天草一周


隠れキリシタンの教会を,ずっと前から見たかったのですが,なかなか見に行く機会も無く
やっと,見に行くことが出来ました.
何故,見に行きたいのか??それは,ただ雰囲気を感じたかっただけです.

天草町の妙見ヶ浦付近です.非常に海が綺麗です.近くに「五足の靴」資料館等があるようです.明治40年の夏、新詩社主宰の与謝野鉄幹(35歳)と,その同人である北原白秋(早大文科23歳),吉井勇(早大文科23歳),木下杢太郎(太田正雄,東大医科23歳),平野万里(東大工科23歳)の「5人の詩人」が,東京から九州へと旅立ちます.途中,白秋のふるさとである福岡の柳川に立ち寄り,長崎から暴風の荒海を,船で天草の富岡へ渡ります.上陸後,天草西海岸沿いを旅しながら,紀行文を書きつづっていきます.
隠れキリシタンに関する約500点の貴重な資料を展示する資料館。里人が密かに祈りを捧げた「隠れ部屋」を祈りの声(オラショ)とともに実物大にリアルに再現し、当時の強い信仰心を知ることができる。また、3面マルチスクリーンでは、町の風土も紹介している。ここには,白秋の作品なども展示してあります.

〒 863-2801 熊本県天草郡天草町大江1749
丘の上に建つ大江天主堂は,昭和7年にフランス人宣教師ガルニエ神父が私財をなげうって建てたもので,正式名は大江カトリック教会.ロマネスク様式の白亜の天主堂は「丘の天主堂」と呼ばれている.敷地内にキリスト教の聖地,フランスのルルドの聖母像とルルドの泉を模した洞窟が再現されている.ただ,残念なことに観光地化している感あり.雰囲気としてはいまいちです.

〒 863-2801 熊本県天草郡天草町大江5176
崎津は小さな港町で大江と同様に隠れキリシタンの里であった.波静かな羊角湾のほとりに高い尖塔が建っている.この教会が建てられたのは永録12年(1569年)で,天草におけるキリスト教はここを中心に栄えた.今の教会は昭和9年に再建されたものでゴシック様式の石造りである.教会そばの丘の上はチャペルの鐘展望公園になっており,東シナ海と羊角湾が一望でき,天草灘に沈む夕日は特別美しいと評判である.個人的には,大江天主堂よりこちらの方が雰囲気がいいと思います.小さな漁師町の中にあり,修復も殆どされておらず,その点がまた良い雰囲気をかもしだしています.近々,修復される予定らしく,見に行くなら早めの方がよいと思われます.
崎津天主堂の付近では,住宅地の角でこのような綺麗な貝や一夜干の魚を売っている,おばあちゃんがいます.
崎津の海は穏やかでエメラルドグリーンでした.近所のオバサンの話では,アジ子もあがりだしたもよう.今度は,釣りで行きたいもんです.

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