■有明海(ありあけかい)とは,福岡県・佐賀県・長崎県・熊本県によって囲まれている九州最大の湾である(総面積約1,700平方キロメートルで水深は20数メートルの浅い海). 最も深い地点でも深さ50mほどと遠浅で,潮の干満の差が大きく,大潮のときには潮差4mを越える(5〜6メートルにもなり日本最大).この干満の差を利用した海苔の養殖がさかんである.また干潮時には見渡す限り干潟が広がる.ムツゴロウ,タイラギ,ワラスボ,シオマネキの生息地でもある.近年環境汚染が原因と思われる赤潮の発生,海苔の不作,タイラギ等の不漁が問題となっている.この湾の中にさらに諫早湾を有し,諫早湾干拓事業が行われている.また,そのうち入り口に近い部分を島原湾という.天草諸島を挟んで,八代海に接する.また,同諸島と島原半島を挟んで東シナ海に接する。気候は瀬戸内式気候に近くなっている.//ウィキペディアより引用(改)//

■最近の有明海について
かつては「宝の海」と呼ばれていましたが,近年では環境の悪化により「瀕死の海」と呼ばれることも多くなりました.
原因は・・・
@三井三池炭鉱の地下坑道による海底地盤の沈下.
A有明海に注ぐ河川のほとんどに関が出来たことにより,貝などの生息に必要な砂などの流入が止められたこと.
B諫早干拓のための諫早湾の締め切りによる環境の大きな変化.
などなど・・・
こういったファクターの相乗効果により,現在のようなひどい状況になったと言われています.これらは一般に言われていることですが,普通に生活していればこういったことを考えることすらないのも現状だと思います.私の場合,釣り好きで小学生の頃からずっと「釣り=有明海」だったため,他人より少し現状を把握できたのだと思います.明らかに魚影は薄くなってます.特に,貝類はヒドイ.
一時期は三池炭鉱のお膝元として「宝の海」「黒いダイヤ」を武器とし、日本経済を先導していた有明海周辺でしたが「栄枯盛衰」ですね.現在では,かつての面影もありません.有明海と周辺地域は,今では日本の経済活動により生み出された負の遺産となりつつあります.
 
■有明海の生物について
有明海岸の特徴は,堆積土で構成される超軟弱地盤の3点が主なものとして挙げられます.このような条件の中,独自の自然環境が形成され,ムツゴロウ,シオマネキ等珍しい生物が生息しています.


- ムツゴロウ -

これが有名なムツゴロウです. 干潟に穴を掘ってそこで生活しています. 最近,昔と比べると見なくなりました.

- ハゼクチ -

これはよく釣れます (最近,サイズが小さくなってる気がしますが). この画像も釣りに行った時,釣れたハゼの画像です.

- ガザミ -

竹崎ガニとも言います. ゆでて食べるとかなり美味しいらしい. カニ味噌は嫌いなんで食べた事はありませんが・・・・

- ウミタケ -

海茸と書くが二枚貝である. 粕漬けとして食べるとおいしい.

- エツ -

8月が筑後川の名物エツ漁の季節です. エツは世界中で有明海にしかいないそうです. 大川にはエツ料理の店がいくつかあります!!

- ワラスボ -

ヘビみたいで気持ち悪い魚です. 最近はあんまり釣れないです. 食べられるらしいけど食べたくない!!

- アゲマキ -

バター焼きで食べると美味しい.

- ミドリシャミセンガイ -

メカジャとも言います. 数億年前から生息しているらしいです. 食べたことはありません.